整体やエステ・ネイルサロンでの独立開業を目指す方や、副業としてそれらの施術を行う方の中には金銭面や利便性の面から「レンタルサロンの利用」を検討される方もいるのではないでしょうか。
開業には出費が付き物ですが、レンタルサロンを賢く利用すれば出費を抑えながらスキルを磨いたり、実績を積むことができます。
そこで今回は、レンタルサロン活用のメリットやデメリットを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも「レンタルサロン」とは？
「レンタルサロン」とは、利用者の希望する時間枠でスペースを借りて、エステやネイル、整体、マッサージなどの施術に利用されることが多い場所です。
個人的に「レンタルサロン」は「レンタルスペース」の中の一種であり、「レンタルサロン」はその中でも上記のような「施術サービスを行う」ことに適した場所だと思っています。
初めから施術ベッドやマット、その他にも様々な備品が揃っていることがほとんどなので、利用者はあらかじめ自分で用意する物が少なくなります。
レンタルサロンを利用するメリット5選
①必要な時だけ利用できる
レンタルサロンは、「自分が希望する時間だけ利用できる」ことが最大の強みです。実店舗を自分で構えるよりも固定費を抑え、もしもの時のリスクも最小限に抑えることができます。
②初期費用を大幅に削減できる
店舗を構えるとなると、「物件取得費」「内装費」「設備費」などの様々な初期費用が掛かります。
設備規模にもよりますが、数百万円から1,000万円以上のコストがかかることもあります。
その点、レンタルサロン利用にかかる費用は借りた時間分の料金のみなので、大幅にコストを削減することができるんです。
③設備や備品が揃っている
ほとんどのレンタルサロンには、あらかじめ「施術ベッド」や「マット」などの施術をするうえでマストな備品が揃っており、これも初期費用を抑えることにつながるのでおすすめです。
ただし、場所によっては有料での提供となる場合もありますので利用前に必ず確認するようにしましょう。
④立地の柔軟性
場所にもよりますが、レンタルサロンの多くは利用者にとって立地の良い場所に構えてあります。
備品があるとはいえ、ネイルやアロマオイルなど自身で物品を持ち込んで施術を行う方にとっては、「近くに駅やバス停はあるか」「無料の駐車スペースやコインパーキングはあるか」という点は非常に重要なポイントになってきます。
そのため、レンタルサロンは立地の良い場所に構えてあることが多いのです。
⑤集客に集中できる環境
店舗を運営するとなると、当然ながらその「維持管理」も業務に含まれます。
しかし、レンタルサロンをうまく利用すればそういった業務は必要なくなるので「施術のみ」に集中することができます。
技術を伸ばしていきたい方や、副業として施術を行っている方には持って来いの環境です。
レンタルサロンを利用するデメリット4選
①希望する時間帯に予約が取れない時がある
人気なサロンは予約の埋まりが早いです。
また、利用者によっては「定期利用」をすることもあるので、数カ月先まで埋まっていることもあります。
②内装や設備に制限がある
レンタルサロンは管理者によって作られた空間のため、自身の理想のサロンイメージを追求しにくい場合もあります。
また、広さや間取りもあらかじめ決められているため、「施術を行うには狭かった」というパターンもありうるでしょう。
③他の利用者との兼ね合い
レンタルサロンは全く知らない他の方の利用もあるため、例えば利用時間を延長したくてもできなかったり、直前の利用者の忘れ物があったりします。
極力そのようなことがないように工夫は取られていると思いますが、完全にゼロとは言い切れません。
④競合との差別化
用意された空間や設備のため、独自のサービスや空間として提供しにくい側面があります。
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